久しぶりに本達から

最近読んだ3冊が発してるメッセージが、どうもシンクロしてると感じて、また、今の自分に強く響いてきたので、書くことにする。ある意味で自分のセレクトが偏ってる証拠かもだけどまあ、それはいいとして。

浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)

浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)

彼は実際に人生を振り返り、そこに多少の傷があったことを認めたかもしれないが、同時に、誇りをもってみることのできる面をも認めたはずである。なぜなら、<略>、その時には信念に従って実行したという自覚を持ち、そこに満足を感じているからだ。もちろん、われわれは、何度か冒険的なことをしたし、しばしばあまりにも馬車馬的に突っ走った。しかしそれは、意欲や勇気が欠けているために、自分の信念を実行できるかどうか試してもみない態度よりはよほどましだろう。だれでも確信を十分に深めれば、これ以上ぐずぐずしているのは恥ずかしいという心境に達するはずである。

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

僕にとっての優先順位が急激に変わりつつあった。数百万人もの子供が本を読めずにいるというのに、台湾で来月ウィンドウズが何本売れるということが、本当に重要なのだろうか。

自分がどれだけ多くのことができ、どれだけ多くのものになれるかという可能性を知れば、どんな人間も不安でたまらなくなる。

最悪の選択肢は、何もしないこと。

最後の授業 ぼくの命があるうちに

最後の授業 ぼくの命があるうちに

レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。その壁の向こうにある「何か」を自分がどれだけ真剣に望んでいるか、証明するチャンスを与えているのだ。

この3冊から自分が感じたものは、言葉にすると気恥ずかしい響きになってしまうけど、"信念"。これが、自分と、対象を揺さぶるものじゃないかなと思う。仕事を変えてでも取り組みたいと思える対象に出会った時の気持ちとでもいうのかな。まあ、今の仕事の中にある場合だって十分にあり得るんだろうけど*1
現状にいろいろ文句を言っていても仕方ないわけで。そんなヒマがあったら一生懸命情報をあさって、信念をもって行動できる、そんな対象に出会いたいと感じた。また、対象といっても難しくて、自分の専門性と、社会的なニーズとのマッチングが必要で、だからこそインプットを磨いていくべきなんだろうな。
それと、必ずしも一番に取り組むことに固執せずに、誰かが始めたものにコミットする、という形としてでも、わくわくするような対象がそこにあればいいのかなと思う。
最近少しずつ見えてきた感じがあるので、もっと磨いていきたい。別に日本でも日本じゃなくても、どこでもいいや。

*1:自分の場合はなさげ