a week later in Tokyo

今日渋谷を歩いていて、主要な看板が軒並み消灯していることが目についた。だけど、夜の渋谷を徘徊するのに必要な光は、十分あるように思えた。本当に必要な光だったんだろうか、と考えざるを得ない。なんの違和感もなく使ってきた電気について、考え直すいい機会なんだろうな。
どれだけの人が、ゼロベースで考え直せるのだろう。






地震から一週間経って

一週間前の今日、東北で大地震があった。当日、自分は当然ながら都内でいつもどおり仕事をしていた。21Fの仕事場もけっこう揺れて、すぐに机の下に潜り込むしかできることはなかった。直に地震が収まって、帰宅の許可がおりた。少し迷ったけれど、明るいうちに家に辿りつくことを選んで、歩いて自宅に帰宅した。
家に帰ると、仙台に実家をもつルームメイトが、必死に連絡をとっていた。自分は近所の屋台で買ってきたおでんを食べながら、何が起きているのか、インターネットを必死に漁るしかなかった。地震に伴う津波が東北を、福島の原子力発電所までも襲ったことを知った。

会社からは、月曜からの通常勤務を自宅でするよう推奨された。いつも以上に混雑した電車に乗りたくなかったし、オフィスまで行く必要性も特に見当たらなかったので、おとなしく従って家で仕事をした。期待に反して、仕事は減らなかった。


いま、夜間を中心に相変わらず都内でも余震が続いているけれど、最大の関心事は原発の行方になった。都内からは、西日本へ移動する人が増え始めた。自分の周りでも、何人かは関西に行った。自分も、実家のある名古屋に行ってはどうかと勧められた。
原発に関しては、いろいろな見解、風評がある。専門家でもない自分には、情報を集めることしかできないけれど、結果、この段階で東京からは離れないことに決めた。極力電気を使わずに、東京の自宅、あるいはオフィスで仕事を続ける。これが現時点での選択、判断。

Twitterの検索ページ(search.twitter.com)

Twitterで普通に地震情報を見ていると、拡散情報とかノイズが多い。というわけで以下のようにノイズを除去した検索ページが推奨されている。

地震関連ハッシュタグで検索する
ノイズを最小にするために検索クエリを作成しました。下記のリンクをクリックすると、ノイズを最小にした検索結果が取得できます。PCまたはスマートフォンからご確認ください。
地震一般に関する情報: #jishin
救助要請: #j_j_helpme
避難: #hinan
安否確認: #anpi
医療系被災者支援情報: #311care
http://blog.twitter.jp/2011/03/blog-post_12.html

こちらは#jishinのページ。
http://search.twitter.com/search?had_popular=true&lang=ja&q=++-RT%2C+-QT%2C+-%E6%8B%A1%E6%95%A3+-%23anpi%2C+-%23hinan%2C+-%23j_j_helpme+%23jishin&result_type=recent

ところが数秒毎にRefreshボタンがでてきて、クリックしてやらないと更新が溜まってしまう。いちいちボタンを押すのも億劫なので、即自動更新するスクリプトを書いた。
http://userscripts.org/scripts/show/98888/


Firefoxの場合はGreasemonkeyが必要、Google Chromeの場合は、インストールボタンをクリックしたらインストールできる。



なお、twitter.comの方の自動更新には、以下の拡張を使ってる。便利。
Refresh for Twitter - Chrome Web Store

こうやって、些細なストレスは解除していくのだ。余震、続いてるけど今日は暖かいので、前向きにいこう。

グリー×クックパッド合同勉強会

昨日、クックパッドで開催された、スマートフォン勉強会にいってきた。

この度、クックパッドとグリーが合同で勉強会を開催します。
スマートフォン開発において、両社それぞれの工夫やチャレンジをご紹介します。

・「GREE Android SDKの実装について」
グリー株式会社 メディア開発本部 海老原 智さん

・「Trying out Android 3.0」
クックパッド株式会社 UXグループ フェルテス ジュリアン

・「クックパッドでのスマートフォン開発」
クックパッド株式会社 会員事業部 西岡 拓人

グリー×クックパッド合同勉強会~それぞれのスマートフォン開発~ - クックパッド開発者ブログ

  • 感想

GREE Android SDKの実装における、アクティビティスタックの管理方法であったり、クックパッドアプリのヘッダには、ロゴではなくてアイコンやキッチンの名前を入れることで、自分のもの感を演出するといった、ユーザとの接点での配慮というか、作り込みが興味深かった。クックパッドという会社は特に、ユーザ体験を重視していることが随所に見られる。待たせてはいけないところでは、徹底的に待たせない。訪れたユーザのシチュエーション、考えているであろうことまで想像したモノ作り。西岡さんの発表は、エンジニアリングとユーザー・エクスペリエンス(UX)のバランスのとれた、クックパッドの象徴とも思えるものだった。あ、クックパッド本はそのへんの話も含まれていておすすめです。

あと当日、[twitter:@miwaza]さんにもお会いすることができた。[twitter:@miwaza]さんはデザイナとして活躍してる女性で、個人的には友人の結婚式ムービーがすごく好きで、ひそかにファンだったりした。まさかこんなところで会えるとは思っていなかったのだけど、けっこう勉強会とかに顔出してるみたい。ウェブ上での発信は全部英語だけど、ごく普通に日本語を喋る女の子だった。

Kristen + Daniel - The Wedding from Miwaza Jemimah on Vimeo.

彼女のウェブサイトに乗ってるコンテンツはどれもクオリティが高いので、おすすめ。
http://miwaza.com/

クックパッドの中の人に、このブログのことに触れられて少し恥ずかしかったのだけど、最近全然更新していなかったことを悔やんだり、雑文でも写真でもプログラミングネタでも、やっぱり逐一発信していかないとな、とあらためて思ったのでした。

最後に、すばらしい会場と手料理をふるまっていただいたクックパッドのみなさん、ありがとうございました。

iPadを購入後半月

iPadを買って半月ほど使ってみたので、あまりヘビーに使ってるわけじゃないけど思うところを。いまのところ、よさそうだなと思ったアプリは積極的に買うようにしている。じゃないと、iPadで何ができて、何ができないのか、を判断できない気がしてるから。買って以降、わりと使ってるのをリストにしてみると、こんな感じ。

無料アプリ

有料アプリ

  • The Big Picture from Boston.com \350
  • 梅田望夫 iPadがやってきたから、もう一度ウェブの話をしよう \450
  • Web Albums for iPad \350
  • i文庫HD \800
  • MUJI NOTEBOOK \450
  • Keynote $9.99
  • TiltShift $2.99

こうして見ると、写真を観たり編集したり、本を読んだり動画を観たり、画を描いたり(ラフスケッチレベル)ネットしたり、という用途で活躍してるみたい。いまのところは。で、これらはiPhoneではやろうと思わなかったことなんだよなあと。理由はやっぱり画面の大きさで、iPadって、大きいiPhoneでしょ、というのはたしかにその通りなのだけど、手で触れることのできるサイズ、目に入る情報量、はiPhoneに比べてはるかに大きいわけで、であれば扱う情報もアプリも違ってくる。
たとえば高城剛氏のNextraveler ByronBayというアプリがある。

従来の旅行ガイドとも旅行記とも異なるあたらしいデジタル・トラベル・アプリケーションです。
筆者が実際にその街で暮らしてみて、もしくは何度となく通って、異邦人の視点から、その街の面白さを伝える不定期刊行物です。
http://itunes.apple.com/jp/app/nextraveler-byronbay/id376625063?mt=8

オーストラリアのバイロンベイという地域で氏が撮りためた写真を、音楽と合わせて眺める。っていう至極単純なアプリで、写真がテーマ毎にわかれていたり、全体的にシンプルできれいな作りになっている。高城氏の写真もすごくきれいなんだけど、個人の一体験がこうして一つのアプリとして成り立つ、ということに、興味を抱いた。iPadの大きさだから、大きくプリントした写真を持っているような感覚で眺められるし、それに音楽がついてくるというのは不思議な体験。この大きさだからできた演出なのだなあと思った。
http://a1.phobos.apple.com/us/r1000/023/Purple/07/8c/64/mzl.tzjwstnh.480x480-75.jpghttp://a1.phobos.apple.com/us/r1000/045/Purple/4a/2d/33/mzl.aigutwvg.480x480-75.jpg
最近、Instagramっていう、iPhoneで撮った写真をレトロ風味に加工してシェアするアプリが流行っているけれど、すごく対照的だなあと感じる。やっぱり、iPadで観る写真は一眼レフクオリティがいいな。

あと個人的にしっくりきてる感覚として、「ソファで使うコンピュータ」という位置づけ。

ソファでくつろぎながらするもの・・・例えば読書であるとか、ビデオを見ることであるとか、ショッピング・カタログを見るであるとか・・・あとはちょっとしたゲームをするであるとか。
そういうものが、iPadの領域になります。

とまあ、こんな感じ。ソファでネットして画描いて本読んでいると勝手に時間が過ぎていく今日この頃。

週末時々iPad

iPadを買った。今月末にサンクスギビングが待っているのだけど、まず値下げは期待できないとの判断。
週末はとても天気がよかった。久しぶりに髪を切りにいってさっぱりしてきた。こっちで二度目の散髪。アメリカの床屋はひどいと周りからよくいわれたものだけど、意外とちゃんと切ってくれるなという印象。ただ、主に剃刀ですかれるので、気にする人はきついかも。
写真は先日、イスラムのお祭りで振舞われたごちそう。これが野菜も肉もたっぷり使われており、けっこう美味しかった。
イード・アル=アドハー - Wikipedia


休日

永遠の0

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

展開を追うごとに徐々に明かされる一人の人物像と、最後に待っている全ての真相大公開。viva MONSTERメソッド(浦沢直樹)。現代と過去の人間関係が交互にテンポよく織り交ざって、とても読みやすかった。安易な官僚批判に陥りたくはないけど、あらためて戦時の人間の葛藤を想像するといろいろ考えてしまう一冊。上から下まで、みんなそれぞれの価値基準で自分の大切なものを守ってるんだよねえ。ノンフィクションだけど。

The Social Network


Facebookが成り上がった裏を、創始者マーク・ザッカーバーグとその周りの人間関係を中心に描く。

2010年、米雑誌フォーブスが発表した「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に当時25歳の最年少でランクインした。推定総資産額は約40億ドル。
マーク・ザッカーバーグ - Wikipedia

年明けた1月に日本でも公開される予定らしい(最近、一部で試写会があったらしく、日本でも盛り上がってますね)。さすがにまともに早口で議論が始まると、全くの意味不明になる。ある程度予習していったからまだよかったものの、特にこの映画はそういうシーンが多かったように思う。日本で公開されたらまた観に行こうと思う。
感想としては、まあやっちまったもん勝ちだよなあというところ。本人の狂気と、ナップスターのショーンの存在は大きいんじゃないかと。
しかしこっちは映画が安い。7ドルて。