TEDxSeedsに行ってきた
会社の同期がスタッフとして参加していて、誘われたので申し込んで行ってきた。
TEDxSeedsは、TED会議が提唱してきた”ideas worth spreading”の精神に共感し「日本のアイデアを世界の人にもっと知ってもらいたい」という想いから出発しました。 Seedsという名称には、日本のアイデアの種、世界のアイデアの種、更に古きも新しきも抱合し、未来への種を創造していく場でありたい、という思いを込めて名づけました。
TEDxSeeds
本家TED*1はたまにビデオを見ていた程度の利用で、Webで公開されていながらも実際に参加するには敷居が高いことで有名なTED関連のイベントに、足を運んで参加するのは初めてだった。
当日のプログラムはこちら。
http://tedxseeds.org/speakers/
所々に工夫が仕込まれていて、なかなか楽しかったんだけど、阪大でアンドロイドの研究をしている石黒先生の話はやっぱり圧巻だったな。
- 昔アラン・ケイに「ロボットの時代はくると思いますか」と聞いたら、「ばか言うな。クリエータなら、自分が思い描く世界を創れ」と言われて恥ずかしかった
- 遠隔操作で動くアンドロイドは、もはや人間かロボットかの区別がつかないレベル
- 遠隔操作中のアンドロイドへの物理的接触は、操作している人間にも伝わる
- もはや、人間が人間であることの意味がわからない
- ロボットを創ることは、人間を知ることであり、己を知ることである
ロボットの研究って、機械や素材開発といったエンジニアリングの先端研究が凝縮されているものだけど、人間理解という哲学的要素も含んでいることに新鮮さを感じた。
最後に、今回のイベントを運営してくれたオーガナイザーのみなさんに感謝したい。懇親会も含め、いろんな人と話せたし、非常に楽しいイベントでした。
http://tedxseeds.org/organizers/
