裸でも生きる2

岩瀬大輔さんのブログで前作の続編が出ていることを知って、早速注文して読んだ。
裸でも生きる: 生命保険 立ち上げ日誌


自分の仕事、毎日繰り返されるタスクのなんとちっぽけなことか。いや、小さな仕事が噛み合って大きなビジネスを回していることは重々承知しているんだけど。それでも、今の仕事から大きな変化が生まれることはないだろうな、なんて思うと、自分の仕事は、山口さんが取り組んでいることと比べてどれだけ意味が、価値があるのだろう。


Keep Walking...か。2つ歳上の彼女が、小さいながらも社会に与えているインパクトをネタに、こんな駄文を公開してもしょうがないんだけど、今の自分をポイントしておきたくて、書いてみた。

裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)

裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)

私だって途上国に行ったことがないくせに、こんなところにいるじゃない。自分の目でみてみなきゃいけないんだ。
今の私に必要なのは、ここで書類を作ることじゃない。うん。見なきゃいけない!

そして、会社を作ってからも、本当に正しいか、なんて分からない。ただ間違っていたら、すぐにまたやり直せばいいさ、と思っている。そして、次どうするか、ということを常に考え続け、探し続けている。

こうした貨幣以外の価値について、人間は敏感になり始めていると私は感じる。

重要なのは、途上国のために購入するというアプローチではなく、「かわいいものがほしい」「かっこいいものがいい」という人間の普通の"欲求"と真正面から向かい合い、満足度を満たすプロダクトを作りながら、実は確実に途上国の雇用を増やし、社会の利益とつながっている仕事をすることだと思う。

「多分君が、この国で一番僕らの国のことを考えようとしているよ」
と笑われた。

(馬鹿じゃないか。こんなカメレオンみたいな人間と仕事をして、うまくいくはずがないだろう。)

しかし山崎は、年齢が30歳ほども年上の人に言った。
「そうだと思います。
けれども、これは単純な失敗だとは受け止めていないんです。僕たちにとっては通過点だったのかもしれない。僕たちはこれで学んだんだ。このあとどう動くかなんだと思うんです。僕は山口を信じている。