一ヶ月

出張でフロリダに来て、一ヶ月経った。
那覇市とほぼ同じ緯度に位置するこちらは温暖な気候で、夕方にお決まりのスコールが降り、朝から晩まで湿度も気温も高い空気が常に体にまとわりつく。暑い分にはいいんだけど、レストランやモール、オフィスのどこにいってもクーラーが目一杯効いていて、長袖を常に持参しなければ寒がりの自分にはきついのも一方で事実。
食事は常に外食で、インド、ベトナム、タイ、中華、メキシカンあたりでお気に入りの店を押さえている。日本食レストランも美味しいところがいくつかあって、こっちで寿司とか焼き魚を食べられるとは思ってなかったので想定外の嬉しさ。
家で食べるのは近所のスーパーのお気に入りのパン(これも例によってアホみたいにはまっているわけだが)か、ビールか、という偏りっぷり。自炊している先輩がたまに招いてくれて、ビールを飲みながら延々と大富豪にふける夜もある。
こっちにきてPythonをちゃんとやろうと思っていたんだけど、事情によりもっぱらPHPの勉強ばかり。あとは写真を撮ったり、か。


そういえば、渡米する前にデジイチデビューしてました。一眼レフ自体は大学時代に母親に譲ってもらって少し撮っていたのだけど、沖縄のちゅら海水族館で落として壊してしまって以来やめてしまい、その後はまともにコンデジでさえも持ってなかった。でも、せっかく撮るならきれいな写真が撮りたいなーと思っていたし、別にポケットサイズのカメラを欲してるわけじゃないし、という点でデジイチにほぼ決まりかけてたところに、極めつけは、一〇〇年前の世界一周っていう本だった。

20世紀初頭、ある裕福なドイツ人青年ワルデマール氏が決行した、世界一周旅行記。作り物ではない、当時のリアルな世界を写真と回想録からトレースすることができる一冊。
一〇〇年前の世界一周 - HDIF?

これを読んで、やっぱり残すべきはデータだな、と。で、いろいろ見た結果買ったのはCanon EOS Kiss X4。標準のレンズキットに加え、Canonから出てる単焦点レンズも合わせて。レンズって数万するのが相場だけど、これは驚きの価格で販売されている。コストパフォーマンス高いです。

実際の写真はどうかというと、バカのひとつ覚えよろしく、絞り優先モードで絞りを開放して、単焦点の威力を楽しんでる。それなりにきれいな写真が撮れるのは嬉しいし、カメラの性能に下駄はかせてもらってる感はともかく、撮った写真をあとから眺めてニヤニヤするのは悪くない。撮った写真は↓で公開しています。
http://picasaweb.google.com/poleon.kd
最近は別のレンズも欲しくなってきているけど、もうちょっとカメラの機能にも注目したいところ。しかし、こちらの気候はパソコンにもカメラにも悪いなあ。


閑話休題
たまに知り合いのパーティーに招かれることがあって、そこでネイティブといろんな話ができる機会はあるんだけど、いかんせん突発的なので、なにかしらのコミュニティに入ってみようかと思っている。だけど学生じゃないので、あちらこちらにコミュニティがあるわけじゃない。自分の足で入っていかないと、何も起こらない。残り5ヵ月の課題はそのへんかなと思ってる。