The Datacenter as a Computer 読書会

去年の12月を通して、id:marqsid:shiumachiと、タイトルの本の読書会をしてました。PDF版がWebで公開されていたので皆プリントアウトし、毎週分担を決め、パワポにまとめて週末集合して発表し合う、という形式をとりました。
本書では、Googleクラウドでは何が起こっているのか、いや、おそらく現在はまた新しいことに取り組んでいることが予想されるので、正確には何が起こっていたのか、が細かく記されています。
熱いまとめエントリがid:shiumachiからあがっているのでどうぞ。

Google の採用している手法は実にシンプルです。
「数並べた方が性能出るよ→ならサーバ1台あたりにかかるコスト減らせば安くなるよ→だから全部数並べるのに最適化させて作ろうよ」
ここでいう「全部」というのは、データセンターそのものから冷却システム、電源システム、サーバ本体、運用監視ソフト、保守要因の作業ポリシー、ミドルウェア、などなど、現代のコンピュータシステムに関係しているであろう全てのものが対象です。
The Datacenter as a Computer 読書会 - 科学と非科学の迷宮

2009年の最後に良書に出会え、読了できたこと、感謝しています。

The Data Center as a Computer: An Introduction to the Design of Warehouse- Scale Machines (Synthesis Lectures on Computer Architecture)

The Data Center as a Computer: An Introduction to the Design of Warehouse- Scale Machines (Synthesis Lectures on Computer Architecture)

ところで、ひとりで読むには時間がかかってしまうけど読みたい本というのはいろいろとあって、今回のような形で分担して読む形式は良いですね。今年流行るんじゃないでしょうか。今月も早速、別の書籍に取り組んでいるところです。