ベクシル

見てきた。女性客の方が多かったよ。ていっても全部で5人だけど。
結局何が言いたいのかわからない映画だった。CGに関してはもっとクオリティの高いアニメーションは他にあるし、加えて台詞が陳腐だから必然的に人物描写も浅い。そもそも、科学技術の発展した未来を描く映画なのに肝心の科学的知見が乏しくて、アクションシーンでそれが顕著。ブンサテが流れるシーンでは音楽の勢いでもっていった感が否めない。時代背景に対する技術の描き方もなんかアンバランスに思えた。時代回帰を訴えてるとしても、具体的な問いかけがあるわけじゃなくて感情論でしかないし。この映画がゲームの延長として位置づけられてるのであればこれでいいんだろうけど、攻殻機動隊からの流れを組んでるんだったらもっとストーリーから細部を作り込んでほしかったなぁ。
て、偉そうに書いてるけど。自分の鑑賞力不足かなぁ。たぶんこの映画を見た人でネガティブな感想を抱く人は自分と大きく変わらない感覚だろうと思うから、ストーリー的にポジティブな感想をもった人と喋ってみたい。なぁ。