生物と無生物のあいだ
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 新書
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生物には時間がある。その内部には常に不可逆的な時間の流れがあり、その流れに沿って折りたたまれ、一度、折りたたんだら二度と解くことのできないものとして生物はある。生命とはどのようなものかと問われれば、そう答えることができる。
P.271
結局、私達が明らかにできたことは、生命を機械的に、操作的に扱うことの不可能性だったのである。
P.272
このボリュームで700円そこそこって、新書冥利に尽きるなぁ。最近は新書の玉石混交が甚だしくていまいち手を出しにくいけど、今回このような良い本に巡り会えてとても嬉しい。