草加とディラン

ジパングを読んでると、草加のこんな台詞があった

成功を得ればそれを失うという新たな恐怖が生まれる。
私が信じるのは、その恐怖と闘い続ける人間です
ジパング (17) モーニングKC  P.102

BobDylanはこの恐怖に苛まれた結果フォークをぶち壊したんだろうか。かっこいい。そしてなんてリアルか。て、ここまで勝手に妄想してたけど、あながちずれてないちゃうかと思った。
~追記
ずれてた

当時これら2つの運動の音楽、フォークとロックのあいだにひろいさけめがあった。
(略)
"フォーク・ロック"と呼ばれたディランの音楽はまさにこのふたつに結合だった。しかも、それは単なる結合以上のものを意味した。これをディランの内側から見てみると、何かを全部捨てて何か別のものに飛びついたのではなかった。
ディランの内面では、"あのこと"はなかったのである。
(文庫)60年代のボブディラン (ROCK文庫) P.75